同じタイトルの公演を過去から観る楽しみ

時系列で名作を観る楽しみ
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こんにちは、まりんばぁです。

宝塚を愛し、星組を紅ゆずるさまをこよなく愛する私。

劇場での鑑賞もさることながら、タカラヅカ・スカイ・ステージで放送される公演を録画して鑑賞するのも大好きな私。

劇場での鑑賞の1番の醍醐味は何と言っても素敵なタカラジェンヌさんと同じ空間にいられることの幸せを感じられること。

全体を隈なく見聞きすることは難しくてどうしても偏った見方になってしまうので、その公演を何回も観たくなってしまう。

1回目は全体の雰囲気を楽しみ、2回目はお芝居の内容の理解に重点をおき、3回目は話がわかったところで贔屓のジェンヌさんを重点的に観るなど用途によって観方が変わるからだ。

でも、劇場まで道のりが遠い私にとって同じ公演を何回も観に行くことは難しい。

タカラヅカ・スカイ・ステージなら半年ほど待てば観たかった公演が放送されて、録画をしておけば何回も観ることが出来る。

そしてタカラヅカ・スカイ・ステージ加入歴が10年近い私は録画した公演の数もかなりの量になり、1970年代から現在に至るまでの公演は2,500を超える。

それらの公演は全てファイリングしているので、観たいものがすぐに見つかるようになっている。

特に好きな観方は、同じ公演を過去の初演のものから再演・再再演された最近の公演を組が違ったり、配役が変わったりしたものを時系列で観ていくやりかただ。

先日は「リラの壁の囚人たち」1988年月組で初演と2010年星組再演のものを観た。

2010年星組公演のほうは、何年も前に放送録画していたのでもう何回と観ているが、月組初演がようやく先日放送されたので、満を持して観比べることが実現できた。

初演のほうは1時間半ほどに集約しての放送だったので、戦争で車いす生活を余儀なくされた青年・ジョルジュ(久世星佳さん)のシーンがかなりカットされているようで残念であったが、主役のエドワードが涼風真世さん、レジスタントでエドワードの仲間のルネ役が天海祐希さん、そしてあの宝塚の至宝ともいわれる轟悠さんが月組配属でレジスタントで主役のエドワードの仲間のピエール役で出演していたりと凄く豪華な顔ぶれで、今見てもとてもスタイリッシュで心に響く素敵な公演だった。

星組再演はその豪華な顔ぶれのお役を誰がしているのかを確認する楽しみが1番で、内容などで初演と違うところ、変更されているところなどを見つけるのも楽しみのひとつだった。

星組公演は主役が当時の2番手の凰稀かなめさんが物凄くスタイル抜群で、脇を固めるジェンヌさんも我が愛する紅ゆずるさま演じるジョルジュをはじめ、ジャン役の壱城あずささん、ギュンター役の美弥るりかさん、ピエール役の天寿光希さん、ルネ役の麻央侑希さんなど皆さまクールでスタイルがよくてとても見ごたえ抜群。

この頃の紅ゆずるさまは重要な役どころを演じることが多くなってきた時で、このジョルジュという役も戦争で体ばかりか心まで傷ついて、やりきれない思いから恋人のポーラに辛く当たってしまう難しい役を鬼気迫る演技で、何回観てもとても素晴らしくてウルッときてしまう♡

話の内容は第二次世界大戦レジスタンスシリーズを呼ばれるもので、重いもので、悲恋の話だが、ジェンヌさんたちがあまりにも美しくて素敵なので、悲恋さえも美しく見えてしまうのは本当に不思議なことだ。

宝塚には名作と呼ばれれ再演されているものが数多く存在する。

私のコレクションもそういった再演された公演もかなり増えてきていて、鑑賞する時間が足りないほどだ。

本当にこれからの人生少しも退屈することなく過ごせていけそうで、有難いことだと思っている。

配役が変わるとまた違って見える
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