こんにちは、まりんばぁです。
宝塚を愛し、星組を紅ゆずるさまをこよなく愛する私。
遠方の実家に1人で住む私の母は80歳を超えて生活にも不便することが多くなって、この数年は頻繁に実家に様子を見に帰っている。
そのたびに私はブルーレイディスクに録画した宝塚歌劇団各組の公演を母に観てもらって一緒に何時間か過ごしている。
地方では宝塚公演はあまり行われないので、母が宝塚公演を初めて観たのは私が録画したブルーレイディスクのものだった。
どうしても初めに観てもらいたかった公演は、私がやはり初めて2014年に東京宝塚劇場で観た星組の「パッショネイト宝塚!」でお芝居は紅ゆずるさまの「ANOTHER WORLD」だった。
ショーはとにかく、迫力があって、場面ごとにガラリと雰囲気が変わって、1時間があっという間に過ぎてしまうショーで、感動しすぎて席からしばらく立ち上がれないほどだったのを少しでも感じてほしかったのだが、その気持ちは十分伝わったらしく、とても感激してくれた。
ラインダンスや豪華な衣装や大きな羽を背負って組子全員が揃って挨拶する公演最後に行われるパレードが宝塚を象徴していると言ってもいいと思う。
そんな私が感動するところを共感してくれてさすが親子だなと感じてしまった。
お芝居は落語をモチーフにした紅ゆずるさまの「ANOTHER WORLD」を観てもらったが、これもとても感動してくれて、落語の話だけに流れるような台詞回しやクスっと笑わせてくれたり、最後は感動したりとテンポ早く話が進んでとても面白かったようだ。
しばらくは帰るたびに紅ゆずるさまを一緒に観てもらいたくて星組の公演ばかりを観てもらっていたのだが、やはり宝塚はひとつ、全ての組の素敵なトップさんも観てもらいたくて、必ず他の組の公演も観れるように持っていくブルーレイディスクの数も増えて、最近はいろいろと観てもらうようになっている。
今回は新年早々にNHKで星組公演「ジャガービート」を放送してくださったので、それを録画して観てもらったのだが、トップの礼真琴さんがショーの冒頭からフィナーレまで踊りっぱなし、歌いまくって、その迫力に圧倒されて母はその日夢にまで宝塚のショーが出てきたくらい感動したようだった。
「ジャガービート」は本当に礼真琴さんしかできないと思われる凄いショーで、高速で駆け抜けていく感じで次から次へとスターが現れて舞台狭しとダンスが繰り広げられて、舞台上に何十人とタカラジェンヌさんで埋め尽くされていく。
でもごちゃごちゃしている感じは一切なく、指先まですべてのタカラジェンヌさんたちのダンスが揃っていて観ていてとても気持ちがいい。
星組は代々体育会系で上下関係がしっかりしていて厳しいと有名だが、厳しいだけでなく決して見捨てることなくついてこれるまで面倒をみてくれるという話を聞いたことがある。
それだけあって星組のダンスは素晴らしくて、特に群舞の美しさはピカイチだと思う。
なので、次の日に他の組の去年公演されたショーをいくつか観てもらったのだが、母はちょっと退屈してしまい、星組のショーをまた観たいと言い出した。
そうなんだよね、星組のショーってとにかく息をつく間もなく展開されてあっという間に1時間過ぎてしまうくらい引き込まれてしまう魅力があるんだよね。
トップさんだけでなくスターさんと呼ばれる方はもちろん下級生に至るまで、星組はみんな個性を持っていて、そのアピールの仕方がとても上手いんだと思う。
ショーでもお芝居でも舞台袖のライトがほぼ当たらないような場所でも何かしてくれているので、ついついいろんなところまで目がいってしまうのだ。
まんまと母も星組ファンとなり、次に帰る時も星組公演を観ることを楽しみにしている。
大丈夫!まだお母さんが観ていない星組公演を録画したブルーレイディスクは70枚以上あるからね。
コメント