これって別居だよね?

山あり谷あり私の人生8
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こんにちは、まりんばぁです。

プチ家庭内別居宣言してからあっという間に1年が過ぎた。

その生活にも限界が生じ、いよいよ別居することに覚悟を決めた矢先に私の人生は、思いもよらない方向に進み始めた。

前回の「16日ぶりにやっと面会」の続き。

8月17日に旦那の脳腫瘍が発覚して、2度も開頭手術をして、まだまだ予断を許さないということで、もうすでに1か月以上旦那は入院している。

完全別居することを考えて、いろいろと準備を重ね、いよいよ実行する手はずが整った矢先の入院だった。

何もかもが無駄になり、私は思考回路が一時停止状態となり、どうしたらいいのかわからなくなってしまった。

旦那への積り積もった憎悪の感情も、彼の入院・手術によってだんだん弱っていく姿を目の前にしてかなり薄れていった。

病状の変化が目まぐるしくて、順調な回復をしているとは言い難い現状。

いつ病院から呼び出されるかわからない毎日で、自分の用事で遠くに出かけることもできない。

近場のお店で、旦那の使用する日用雑貨とか下着を買い物することしかできていない。

そんな折、中学から現在に至るまで仲良くしている、子どもの頃から知っているのでほぼ姉妹みたいな友達と、久しぶりに昼食をとることができた。

彼女には包み隠さず今までのことを折に触れて話しているが、前回に会ったときは実家に戻って別居する決意をした話だったので、旦那が入院する前だった。

メールでは伝えてはいたが、今回の入院に至るまでの話や手術の内容、現在の状態などを話している中で、彼女がふと「形は違うけど別居するってことは叶ったじゃない」と言った。

あー、そうだよね?

今、毎日旦那が家にいないんだった。

朝から晩までひとりで過ごして1か月も経っちゃったんだ、、、

そう言われてあらためて気づかされた。

実家で母のサポートをしながら暮らすことばかり想像していて、まさか自分がこの家に住み続けることができるなんて思ってもいなかったから。

旦那は健康オタクといっていいほど、いろいろと健康に良いと思われることは実践していたし、ちょっとしたことでもすぐにかかりつけのお医者さんに相談していたから、本当に旦那が病気になってこの家からいなくなってしまうなんて想像すらしていなかった。

むしろ私のほうが、かかりつけの医院もなければ、ここ何年も、いや10年以上医者にかかっていなくて、去年の夏のコロナ感染で久しぶりに医者にいったくらいなので、本気で旦那より私のほうが突然病気になって入院するんじゃないかと不安に思っていたのだから。

本当に彼女に言われた通り、形は違うけど今旦那とまさに別居しているね。

その9へつづく

今の状態って言われてみれば別居だよね
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