こんにちは、まりんばぁです。
プチ家庭内別居宣言してからあっという間に1年が過ぎた。
その生活にも限界が生じ、いよいよ別居することに覚悟を決めた矢先に私の人生は、思いもよらない方向に進み始めた。
前回の「またもや開頭手術」の続き。
旦那の開頭再手術が無事に終わり、手術室から出てきた旦那は麻酔から覚めていて、私と付き添っていた先生が「手術終わったよ!」と声をかけると旦那は「はい」と目をあけて返事をした。
最初の手術とは違って、手術自体もそれほど重大ではなく、時間も4時間程度で済んだので、本人への負担もそれほどではなかったのだろうか、手術後すぐに覚醒しているとは思わなかったので、正直びっくりした。
だけど2度も頭を開くなんて本当に大変なことだと思う。
これで少し様子を見るとの話だったが、リハビリのための転院先の病院候補があるということで、転院日は決まっていないのに見学に行ってくるように病院から話があった。
今入院している病院は車で10分ほどの距離で比較的行きやすい場所にあるのだが、転院候補の病院は車で約45分ほどの距離。
結構遠いところにある。
実際に手術の次の日にその病院に行って、担当する先生と面談し、リハビリ施設、病棟などを見学させてもらった。
何もない広大な敷地に建っている病院だけあって、何もかもが余裕がある、ゆったりとした感じで数カ月リハビリする患者さんたちもストレスをあまり感じない雰囲気で好印象を持った。
早く旦那の様態が安定して、こっちに転院した方が、旦那にとってもいい刺激になりそうだなと思った。
回復が早まるのもあとは旦那次第だな。
なんて考えていて1週間が過ぎようとしていたころ、またもや病院から連絡がきた。
どのタイミングか原因は不明らしいが、今度は脳内にばい菌が入ってしまっているとのこと。
考えられるのは、旦那は髄膜種という腫瘍で前頭葉にできた腫瘍を摘出する際に頭蓋骨を切開し、処置のため髄膜の一部を切除し、処置後に髄膜に代わる人工髄膜を使用しているそうだが、その人工髄膜から髄液が漏れてしまってそこからばい菌が入ったのではないかとのこと。
あとは鼻水が逆流してその鼻水の中のばい菌が脳に入ってしまった可能性もあるとのこと。
素人の私が言うのもなんだが、それって人工髄膜である限りずーと髄液が漏れてしまうんじゃないの?
鼻水逆流って、鼻水が通る管を脳手術の時に貫通しちゃったってこと?
といろいろ思ったが、それを言ったところでどうにもならない。
ばい菌対策は点滴などで強い抗生剤を投与して様子を見るとのこと。
ただ脳に抗生剤がうまく到達していかない場合はまたまた開頭手術になるそう。
なんだか先が見通せなくなってきた。
先生の話ではこの処置で転院日は未定となるとのことで、最低でも9月いっぱいは引き続き入院になるのかな。
せっかく転院候補の病院まで車で45分もかけて行ってきたのになんか無駄になってしまった気分。
本人が大変なのは重々承知だが、転院準備とか全く先に進むことができない。
入院費だってかかる。
これからいくら費用がかさむのか。
私の再就職は一体いつになったらできるのか。
感染対策のため面会は禁止で本人にはほとんど会えず、ひたすら病院から連絡が来るのを待つ日々。
実際の姿を確認できないから、何を用意したり、準備したらいいのかもわからない。
なんともやるせない日々がこれからいつまで続くのだろうか。
その5へつづく