こんにちは、まりんばぁです。私のライフワーク、生涯の宝物、それが宝塚観劇。劇場で鑑賞することができる回数は限られてしまうが、専門チャンネルの放送を録画することができれば何回も見ることができる。しかも、一時停止、巻き戻しも好きなように何回でも、、、、、

運命の出会い

私が紅ゆずるさんを認識したのは、初観劇でのこと。宝塚を何も知らない状態で観劇していたのだが、登場されるたびに目がいくのが紅ゆずるさんだった。単純に容姿が私の好きなタイプのどストライクだったから。その時の演目は「The Lost Gioly」、「パッショネイト宝塚！」でメイクは黒塗りだったので人の見わけが少し難しかったのだが、紅ゆずるさんはしっかりと印象に残った。帰宅してからしっかりとパンフレットを見ながら公演の余韻に浸っているころにはすっかり宝塚の虜になってしまっていた。

初めて観た組が星組で、パンフレットで皆様のお顔を覚えたりしていたので、また観劇するなら星組がいいなと思っていた数か月後に、有料チャンネルのタカラヅカ・スカイ・ステージの無料放送日があることを知り、しかも初観劇の「The Lost Gioly」、「パッショネイト宝塚！」が放映されるとは、これはもう運命を感じざるを得なかった。しかし、加入しないと録画できないのね、、、、旦那に頼み込んでタカラヅカ・スカイ・ステージに加入したのが、その1ヵ月後。

それから私の宝塚鑑賞人生が始まった。

タカラヅカ・スカイ・ステージ

タカラヅカ・スカイ・ステージは素晴らしい。過去の公演を一日中放映してくれる。それと素のタカラジェンヌさんを知ることができるインタビューやら、公演中の見所や裏話などを紹介する番組などが放送されて、各組のスターのジェンヌさんはもちろん、初舞台生や下級生と呼ばれるジェンヌさんも特集とかで見ることができてとても楽しい。

会場に行けるのは限られてしまうが、テレビでは5つある組の公演全部を見ることも不可能ではないのだ。加入して8年目になるが、録画したブルーレイディスクは300枚以上にのぼる。

美しいだけじゃなく心をうつ紅ゆずるさん

紅ゆずるさんのお芝居には心を打つものがある。彼女の過去の公演を、時系列通りには放送されないので、多少前後したが、多分初めてお役をもらった公演の「龍星」で敵に刺されて死んでしまう時の演技に思わず号泣してしまった。多分まだ下級生で舞台上でセリフを言うのも初めてで、他のスターさんに比べればまだまだ駆け出しという状態だったと思う。なのに泣ける、、、、、、、その3年後の「Anna Karenina」でも紅ゆずるさんの役、カレーニンさんが苦悩する姿にまた号泣してしまった。紅ゆずるさんは大阪の方だけあって笑いのセンスがピカ一なのだが、心をうつ、魂の入った演技ができる方であるのだ。紅ゆずるさんが演技しているというより、その役そのものがそこにいる。だから、感動してしまうのだ。紅ゆずるさんでしか実現できなかったであろう、落語をミュージカルにした「ANOTHER WORLD」は秀逸であった。私は運よく東京宝塚劇場で観劇することができた。とにかく笑う、笑う。そして最後にホロリとさせられた。宝塚では珍しいことだが、観客に男性が多かった。これも前評判が高く、これを逃したらおそらく宝塚では見ることができないと思った男性が多かったのだと思う。

紅ゆずるさんを筆頭に、あんなに美しいタカラジェンヌさんたちが命を懸けて笑いに挑戦して、そしてタカラジェンヌさん本来の気品も失っていないことに恐れ入ってしまった。私は演劇に詳しくないが、そんな私でもこの「ANOTHER WORLD」という作品は演じるのはとても大変だと思った。それをさらりと演じている（実際は本人も大変苦労されていると思うが）紅ゆずるさんは本当に素晴らしかった。その時の星組に属していらしたタカラジェンヌさんたちも各々素晴らしかったからでもあるが。

星組ってやっぱりさいこーだね

まだまだ過去の公演をすべてみているわけではないが、1980年代の星組の公演から現在に至るまでやはり時系列無視で鑑賞しているが、私個人の感想は星組は団結力が優れていると感じる。とりわけ群舞が素晴らしく、特に男役さんたちだけによる群舞がすばらしい。振りの一つ一つがピタリと合っている。それは背が高い方と低い方それぞれの体格の差を感じさせない。重要な振りはピタリと合っているのにそれでいて各々個性を出して踊っている。属にいうオラオラ感がすごく出ていていい。

8年も録画し続けているとかなり作品も時代順にそろってきたので、時代順に見直してたっぷりと紅ゆずるさんへの愛を語りたいと思う。