こんにちは、まりんばぁです。
私がミュージカル好き、宝塚好きになった原点を思い起こしてみると、映画「小さな恋のメロディ」と「ロッキーホラーショー」は外せない。
「小さな恋のメロディ」は中学時代、友達と家の近くの工業高校の文化祭で観たのがその出会いであった。
小学生の淡い恋の話で最後は二人で駆け落ちしちゃうお話なのだが、重要な場面で流れる「ビージーズ」の数々の歌がとても印象的で、特に主題歌ともいえる「メロディフェア」という曲が大好きになってお小遣いを貯めて、サントラ盤のレコードを買って何度も歌ったほどだった。
それまで映画鑑賞は親に連れていってもらってはいたが、これほど歌が場面とマッチしていて凄く印象に残ったことが無かったので、とても衝撃を受けたのを覚えている。
そして短大時代に友達とオールナイト上映の「ロッキーホラーショー」を観た時がさらに衝撃的だった。
私は知らなかったのだが、オープニングの曲が始まると、あの頃は会場席で平気でたばこを吸うことができた時代だったのだが、会場の人達が灯りを灯しだして、大拍手が沸き起こったのだ。
儀式的なものなのでびっくりしたのだが、友達はこれが「ロッキーホラーショー」では当たり前のことだと言っていた。
その頃はミュージカルというものがどういうものなのか全く知らなかったので、映画館の中で灯りを灯すことにも衝撃的だったが、その後から始まる物語は登場人物のセリフが歌でなされることがとても衝撃的だった。
特に主人公はとても奇抜なファッションで、中性的な風貌で歌がとても魅力的だったので、最初から引き込まれて、気が付いたら映画が終わってしまったと感じるくらい素晴らしい内容だった。
昭和の時代で私はまだ中性的な人に会ったこともなかった頃の話だが、主人公の仕草や風貌も違和感なく、とても素敵に見えた。
とにかく、話は未来の話というか、異星人の話でとても現実味がないのも衝撃的で、すべてに圧倒された映画だった。
その衝撃は忘れることがなく、どうしてももう一度観たいと思っていたが、なかなか上映されることがなく、時は過ぎて、最近ブルーレイで販売されていることを知り、「小さな恋のメロディ」と「ロッキーホラーショー」を購入することができた。
久々の感動を期待しつつの鑑賞はやっぱり期待を裏切ることなく、あの頃の感動をまた味わうことができた。
ブルーレイディスクのいいところは、日本語吹き替え版とオリジナル版と切り替えることができたり、「ロッキーホラーショー」は英国版と米国版とが収録されたりと、1枚で2度も3度も楽しめるのもとてもいい。
今夜もまた鑑賞で寝るのが遅くなってしまうかもしれない。
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