人生急展開

山あり谷あり私の人生その2
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こんにちは、まりんばぁです。

プチ家庭内別居宣言してからあっという間に1年が過ぎた。

その生活にも限界が生じいよいよ別居することに覚悟を決めた矢先に私の人生は思いもよらない方向に進み始めた。

前回の「それは予告もなく始まった」の続き。

旦那のおねしょで朝を迎えてから、2、3日は普段通りの生活が続いた。

ただ8月15日には年金支給日で9月の別居までの生活費について取り決めをするはずだったが、旦那がめんどくさそうにしていたし、私も早く夕飯を済ませて2階に引きこもりたかったので、そのまま過ごし、8月17日土曜日の朝を迎えた。

朝起きてくると、リビングで旦那は朝食も取らずボーっと座っていた。

何かただならぬ異変を感じたので、「どうしたの?今日は今後の話をしっかりしたいんだけど、時間とれる?」との私の問いかけに、旦那は喋りたそうなそぶりをするけど声が出ないみたいで、明らかにおかしい。

「うまくしゃべることができないの?字は書ける?」と言いながらメモ用紙とボールペンを渡すと、旦那はひらがなで「てんぷしょるいはそうふする」と書いた。

全く会話が成り立たない。

これは脳梗塞とか何か重要なことが起きているかもしれないと感じ、私も朝食を取らずに急いで医者に連れていくことにした。

「すぐに医者に行くから用意して!!」と言いながら身支度を済ませ、「車を持ってくるから玄関の前で待っていて!!」と言い残して近くの駐車場まで自分の車を取りに行った。

普段なら私が主体で半ば命令口調に話をすることは持っての他で、絶対に機嫌が悪くなるはずの旦那も、この時は素直に私の言うことを聞いて、受診をしてくれた。

かかりつけの医者で事の顛末を話すと、すぐに紹介状を書くからこの足で脳神経外科を受診するように言われ、紹介された病院でMRIをとってもらったところ、左の脳の全体が真っ白になっていた。

先生曰く、高血圧で、飲んでいた薬を最近やめているだろう、その影響も少しはあるかもしれないが、大きな脳腫瘍ができていて手術をしなくてはならないから即入院するようにと言われてしまった。

全く予想していなかったことで、かなりびっくりしてしまったが、本人も理解できないという感じで返事もできなかったようだ。

そこから慌ただしく入院準備のために旦那は処置室に連れていかれ、私は待合室で2時間近く待たされた。

入院する病室に旦那と看護師さんと一緒に連れていかれ、今後の予定を簡単に説明を受けて、入院同意書など必要書類を渡されてすぐに記入、捺印をするように言われた。

入院中の必要な持ち物もそろえて持っていく必要があるため、ひとまず家に帰り、全て準備してまた病院に戻り手続きを済ませたのが午後になっていた。

感染予防対策のため面会は一切禁止で、病院から呼び出されない限り旦那と会うことはできない。

手術日が決まったらまた連絡すると言われ、そのまま家に帰ることにした。

翌日の日曜日には「仕事のことで、やってもらいたいことがある」と投与された薬のおかげで少し様態が良くなったのか、旦那から電話が入った。

職場のパソコンの入力のことらしく、パスワードが何とかいろいろ話すのだが、何を言っているのかわからなかった。

ちょっと意識障害が出ているのか、話す内容が支離滅裂で、今自分が置かれている状況が分かっていない感じがしたので、子どもに話すようにゆっくりをした口調で「心配しなくて大丈夫だから、お医者さんの言うことを聞いてベッドに戻って静かに過ごしてね。すぐに私もそちらに行くからね。」と言ったら素直に返事をして電話を切ってくれた。

先生からは月曜日に連絡が入り、8月20日の朝に脳腫瘍摘出手術をするので、説明を受けに今から病院に来るようにと言われ、説明を受けるために午後病院に出向いた。

生死にかかわる手術ではないが、長時間かかり、万が一のことも考えて、私以外の親族にも手術に立ち会ってほしいとのことで、息子と旦那の弟さんに当日は来てもらうことになった。

急なことで息子も弟さんも朝から立ち会うことができないことを病院に伝えると、朝からの手術だが終わるのは夕方になるので、それまでに来てもらえばいいとのことだった。

当日は朝手術に向かう旦那に会うことができて、「心配しなくて大丈夫、がんばってきてね」と声をかけると、「パスワードはわかったのか?」と仕事のことなのか、またわけのわからないことをくちばしっていたが、比較的元気そうに見えた。

約10時間の手術が終わり、息子と弟さんと共に先生から話を聞いた。

大きなジャガイモぐらいの腫瘍があり、ほとんど取り除くことはできたが、一番大きな血管にできた腫瘍は取ることができなかったこと。

腫瘍が無くなったことによる空洞が脳内にできてしまったので、これからまだいくらか出血がおきる可能性があること。

腫瘍が残っているので、また新しく腫瘍ができるかもしれないこと。

そういったことが起きた場合再手術することになるなど、話を聞いている限り手術は成功しているが、この先もあまり良い状態ではない感じがした。

手術室から出てきた旦那と面会できたが、麻酔から覚めていない状態だったので話すことはできなかった。

手術翌日には旦那と面会できた。

手術直後だけあって、顔が腫れていて目をうまく開けることができなかったけど、私のことはわかるみたいで、「大変だったね」と声をかけると「うん」と返事をした。

少し話し出したが、小声であまり口を動かすことができないのか、何をしゃべっているのかはよくわからなかった。

先生の話では順調にいけば、3週間ほどの入院で、そのあとはリハビリのできる病院に転院して2カ月ほどで自宅に帰れるかもしれないとの説明を受けた。

その3へつづく

一体何が起きているの
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