こんにちは、まりんばぁです。
宝塚を愛し、星組を紅ゆずるさまをこよなく愛する私。
この数週間は歴代の「エリザベート~愛と死の輪舞~」を初演から観ている。
宝塚歌劇団は女性しか所属しない劇団なのでもちろん男の人の役も女性のタカラジェンヌさんたちが演じている。
宝塚の舞台の上の男性は男性より男性らしく、そしてとても素敵だ。
男役になるべくして2年間音楽学校で学んで、初舞台を踏んでも男役10年といって円熟するのには時間がかかるそうだ。
本当に素敵で世の男性が素敵に見えなくなってしまうくらい、、、、
だけれども、男役さんの中で公演の内容によっては娘役を演じる方も少数いる。
それも下級生時代に演じることが多いように感じるが、中には主役級のヒロインを演じた方がいる。
それは瀬奈じゅんさま。
瀬奈じゅんさまは、「エリザベート~愛と死の輪舞~」でルキーニ、トートを演じただけでも凄いことなのにヒロインのエリザベートまで演じていらっしゃる。
所属している組によっては「エリザベート~愛と死の輪舞~」の公演を所属中に出来なかったジェンヌさんも多い中、トップさんが演じるトート、トップ娘役さんが演じるエリザベート、3番手スターが演じるルキーニを瀬奈じゅんさまは演じている。
これって本当にあり得ないくらいすごいことだと思う。
男役さんの歌う音域と娘役さんの音域にはかなり幅があって、特にこの「エリザベート~愛と死の輪舞~」のエリザベートが歌う「私だけに」は超高音だ。
普段の男役さんの音域からこの超高音の歌を歌うのはさぞかし大変だったと思う。
それにも増して、本当にエリザベートの時の瀬奈じゅんさまはとても美しかった。
役によってお化粧や衣装が異なって役になりきるのだから当然と言ってしまうにはあまりあるくらい男役の瀬奈じゅんさまと別人に見える、、、、
もう性別が完全に違っている、、、、
何なんだろうね、これが妖精だからと言ってしまえばそうなんだけど、、、、、
歴代の「エリザベート~愛と死の輪舞~」の中にはほかのジェンヌさんの中にも怪しい黒天使のマデレーネを演じた眉月凰さんが後にヒューブナーを演じているし、グリュンネを演じた夏美ようさんが後に皇太后ゾフィーを演じている。
そんなジェンヌさんが結構いたりして、配役を注意して観るだけでもとても面白い。
年代を重ねるごとに「エリザベート~愛と死の輪舞~」の公演内容も初演から手を加えられてより素晴らしいものに変化していってその変遷を繰り返し観ることが出来てとても満足している。
劇場での臨場感は迫力があってとても素晴らしい。
でも小さな画面でも録画した公演はこうして何度でも観ることが出来て、時代をさかのぼって現代までの作品を続けて観ることが出来る。
劇場も録画も宝塚は素晴らしい。
そして何よりも性別を自在変化出来る瀬奈じゅんさまの「エリザベート~愛と死の輪舞~」はとても感動した♡



