こんにちは、まりんばぁです。
宝塚を観劇していて私がいつも楽しみにしているのが、お芝居中やショーなどで舞台の袖で歌を歌う、「カゲコーラス」と呼ばれるもの。
「カゲコーラス」をされる方は本当に歌が上手い方しかされないのだが、私はとりわけ元星組で宙組創設メンバーから月組組長をされた出雲綾さんの歌声が1番好きだ。
出雲綾さんの歌声は天使のような、透き通った歌声で、その歌声を聴くだけで心が洗われる気がしてしまう。
特に印象深いのが、1995年星組公演「国境のない地図」のフィナーレのトップコンビのデュエットダンスのカゲコーラスだ。
フィナーレの全体がクラッシックをベースにした曲調でその厳かな雰囲気に出雲綾さんの歌声がピッタリだった。
もう神々しくて、神の領域に達していたと言っても過言ではないくらい、素敵な場面であった。
1990年代はかなり多くの場面でソロで歌われることがあり、どの場面でもその歌声に癒される。
出雲綾さんは歌だけでなく、お芝居にも定評があり、「国境のない地図」では主人公の母親役が素晴らしくて、最後の再会のシーンでは思わず涙してしまったほど。
人柄が優れていらっしゃったので、月組で組長さんも務められて本当に宝塚になくてはならない存在だったと思う。
つい最近、歌が超絶に上手い元宙組トップの姿月あさとさんと「小林公平メモリアルトーク&プチコンサート」で久々にその歌声を聴かせていただいたが、天使の歌声は健在だった。
歌の上手い方って年を重ねても上手いのね。
定期的にその歌声をこれからも聴かせてほしいと切に願ってしまった。
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