

こんにちは、まりんばぁです。
もう15年以上も前になるが、派遣で働いていた会社はとても大きな会社で、広い社員食堂で昼食をいただいていた時の話。
各部門様々な人たちがそこに集まって食事をするので大体座る位置が決まってくる。
何度か近くの席になった方たちと会話をすることが出来るようになって、その時間が楽しみになっていた。
仲良し4人組の私より10歳ぐらいは上の方たちで、本当に近所のおばさんっていう感じで気取らなくて優しい方たちだった。
家庭の話やどこで買い物をするとかそんな他愛もない話をしてまたそれぞれの部署に戻っていく。
そんなある日その中のひとりが「家で何もしないでダラダラ過ごすより、こうして仕事に来ればお金ももらえるし最高の暇つぶしになるよね」と言った。
このセリフが私の中でとても響いて、今でもいつも思い出すセリフだ。
本当にこの半年間ずーと働くことなく家で過ごしていた。
去年の夏から年末にかけては自分の意志ではなくて働けなかったので本当につらかった。
何もしないでただ家の中で過ごす。
好きな宝塚を観ていても何か虚無感でいっぱいになる。
自分が社会から孤立してしまった感じがして不安でしょうがなかった。
出勤して、働いて、退社して、家で夕食を食べて就寝する。
そんな生活スタイルを続けられるということがなんて幸せなことだったのかとつくづく思ってしまう。
職場の人たち、お客様、様々な人たちと触れ合って、関わってこそ幸せを感じる。
ただただ家でダラダラ過ごして、毎日が楽しくなくてつまらなくて、そんな生活を過ごすより、決して仕事を甘く見ている訳ではないが、行くところがあって1日過ごせてお金ももらえるなんてある意味「最高の暇つぶし」ということになるのだろう。
本当に的を得た言葉だなと感心してしまう。
誠意をもって、責任を持つ意識は常に心して今日も「最高の暇つぶし」に出かけたいと思う。
