こんにちは、まりんばぁです。
35年以上続いた辛かった旦那との生活に別れを告げ、実家に戻って去年の年末から新生活を始めて2ヶ月。
長年の旦那から受けるストレスのせいで結婚早々から体調不良が続いた結果、中度の難聴になってしまった。
旦那はひとの話を聞くことはせずに一方的に自分の話したいことをマシンガンのように話をするタイプ。
なのでこちらの話は聞いてもらえないし、会話のキャッチボールが出来ないひと。
一方的な話の中にはいわゆるモラハラな発言も多くて、旦那の話を聞いていると気持ちが下がってしまう。
だんだん話を聞くのも嫌になって旦那の声を聞きたくなくなっている自分がいた。
おそらくもう30年以上前からそんな感情が芽生えていて無意識に旦那の声を聞かないようにしていたのだと思う。
聞きたくない、聞きたくないと思う感情がいつしか音をシャットアウトしてしまい、難聴になっていったんだと思う。
自覚したのが旦那のような中年男性の話し声が聞き取れなくなったこと。
テレビの中年男性俳優さんの言葉が聞き取れない。
まぁその他の音はちゃんと聞き取れていると思って過ごし、今に至ってしまった。
じっくりと時間をかけて確実に私の難聴が進んでしまったようだ。
補聴器をお試しで使用し始めて3日目。
日を追うごとに補聴器にも慣れて聞き取れる音が多くなってきた。
数メートル離れて、しかもドアの向こうの外からの鳥のさえずりや猫の鳴き声が聞こえる。
面と向かっても聞き取れなかった母の小さな声が聞き取れるようになった。
でも、テレビの男性の話し声で少し早口になったり、数人の会話となると聞き取れない。
難聴の状態が続くと、脳は音の刺激が少ない状態に慣れてしまい、多くの音を「雑音」として脳が判断してしまっていたみたいだ。
脳が音の刺激を拒絶せずに、「聴き取りに必要な音量」を聴き続けられるようにするためには、徐々に脳を慣れさせるトレーニングが必要となる。
ここ数ヶ月は映画や宝塚の公演なども字幕を読んで理解していたが、補聴器を試聴し始めてから字幕表示をやめてできるだけ自分の耳で聞くようにしてトレーニングをしている。
毎日しっかりと補聴器をつけることで、難聴の脳が補聴器の音に慣れて、だんだんと改善していくそうだ。
時間はかかるかもしれないけど、しっかりとトレーニングして、普段の生活に支障が出ない生活を目指したい。
その56 へつづく

