こんにちは、まりんばぁです。
旦那と別居して実家に戻ってきて半年で母から実家を追い出されて、ひとり暮らしをするようになって3ヶ月が過ぎた。
狭いながらも素敵なお城でストレスフリーな生活を送ることが出来ている。
リリィちゃんやいとこに支えてもらって、他にも地元の友達とも交流を深めることが出来て家族には恵まれていないけど決してひとりじゃないことを実感している。
来月早々にはむこうの家の近くに住んでいる中学時代からずーと仲良くしている友達がこちらで開催される同級会に参加するため私のお城に泊まることになっていて、初めての泊り客にワクワクしている。
いとこは多い時は毎週のようにお城に顔を出してくれるのでひとりぼっちという寂しさを感じることはない。
そして週末にリリィちゃんがこのお城に来てくれた。
初めて来てくれたのは引っ越し間もない時で、その時はテレビやカーテン、炊飯器を持ってきてくれた。
まだお城の中の片づけが終わっていない状態の中2時間ぐらいお茶を飲んで話をして過ごした。
今回は朝早くにリリィちゃんからメールが来て、私に予定がなければお城に行って話をしたいとの連絡だった。
特に私は予定はないのでいつ来ても良いとの返事を返して、リリィちゃんはお昼前から私のお城に来てくれた。
リリィちゃんは去年お父さんを亡くされて、今お母さんも体調を崩されて入院中。
お母さんの容体は思わしくなくお医者様から余命宣告を先日されてしまった。
残される姉妹でこれからのことをいろいろと相談したいのに、私が姉と上手くいっていないのと同じでリリィちゃんのお姉さんとこんな時でも意思疎通が出来ていないそうだ。
介護だけでも大変なのに、来月末には一人娘の結婚式も控えていて彼女の精神状態はいまとても不安定だ。
そんな状態でも自分の気持ちを吐き出すことが出来る相手は限られているというのに、旦那さんはそんなリリィちゃんの感情をあまり理解できないようで、同じような境遇の私に愚痴を聞いてもらいたかったようだ。
お城の中に入るなりリリィちゃんは堰を切ったように話し始めた。
感極まって涙ながらに話す姿に同情して私まで涙してしまった。
愚痴を聞くだけで何も助けることは出来ないが、ただ話を聞いて共感してもらえるだけで気持ちは楽になる。
誰かに聞いてもらえたというだけで心が少しは落ち着く。
リリィちゃんも時間が経つにつれ落ち着きを取り戻して最後の方は笑い話まで出来るようになった。
去年の暮れに地元に帰ってきたが、実家だったので誰かと会うのはいつも外出先。
喫茶店だったり、レストランだったり、、、
そんなに大きな声で話すわけではないが、話す内容に気を使ってしまう。
私のお城だったら私の他に誰もいないのでどんなに泣いたり、大声になったとしても遠慮しなくて済む。
リリィちゃんは話をしてさっぱりしたようだった。
私と違ってみんな家庭がある。
でもどんなに仲良しな家庭でも小さな不満やストレスはある。
小さなものも積もり積もってくると耐えられなくなる。
悶々とひとりで悩むよりただ話をするだけで少しは楽になれるのであればいつでもお城に来てもらいたいと思う。
いとこも他の友達も愚痴の1つや2つは持っている。
お客様用の布団もあるし、泊りがけの愚痴も聞いてあげられる。
いわば駆け込み寺のような存在で「あぁもう嫌だ、、、そうだまりんばぁのお城に行こう!」と思ってもらえる場所になれるといいなぁ。



