こんにちは、まりんばぁです。
宝塚をこよなく愛し、星組を、紅ゆずるさんを愛するがゆえに語りだしたら止まらない私。
今回は星組、元トップ娘役白城あやかさんについて語る。
白城あやかさんのプロフィール
白城あやかさんは第74期生として1986年に宝塚音楽学校に入学、1988年に「キス・ミー・ケイト」で初舞台。花組に配属されその後星組に組替えされた。1992年に紫苑ゆうさんの相手役としてトップ娘役となる。同期でトップ娘役になった方に麻乃佳世さん、森奈みはるさん、渚あきさんがおり、4人もトップ娘役になっている。この記録は暫く破られておらず、第96期生が、花乃まりあさん、咲妃みゆさん、綺咲愛里さんに続いて、最近2021年に雪組のトップ娘役就任された朝月希和さんをいれて4人トップ娘役となり、記録に並んだことになる。
なんといっても「エリザベート 愛と死の輪舞」のエリザベート
「エリザベート 愛と死の輪舞」は宝塚の宝と言っていい演目の1つ。1996年に雪組で初演されてからコンスタントに現在まで上演されている。宝塚5組とも公演されており、歴代素晴らしい内容のものとなっている。いろいろなトート、エリザベート、フランツ、ルキーニ、ルドルフを輩出し、独自に役の1番だと思っているジェンヌさんがいるほど。
私はタカラヅカ・スカイ・ステージで過去に公演された「エリザベート 愛と死の輪舞」をほとんどを録画し鑑賞しているが、私の中のベスト1位の「エリザベート」は1996年の星組の白城あやかさんだ。この公演は白城あやかさんの退団公演でもあり、その美しさと素晴らしい演技で有終の美を飾った。
1幕ラストのフランツの前に御髪を整えて現れるエリザベートのシーン。これはこの演目の1番印象的なシーンで、そこからエリザベートが強い意志を持って行動していくきっかけともいえるシーンなのだが、白城あやかさんは圧倒的な美しさだった。この美しさが死神トートさえも翻弄してしまう理由なのだから、と妙に納得してしまうほどであった。評価は分かれるところだが、白城あやかさんの圧倒的美しさと、翻弄される麻路さきさんの細やかな演技で、私は歴代の「エリザベート 愛と死の輪舞」の中で、この星組公演が最高傑作だと思っている。余談だが、星組には1年ほどしか在団されなかった紫吹淳さんのルキーニも私の中ではベストワンだ。
妖艶すぎる「国境のない地図」のベロニカ
前後してしまうが、1995年公演の「国境のない地図」は戦争によって国が分断されてしまい、長い間母親と離れ離れに生活を余儀なくされた青年の話で、白城あやかさんは、やはり戦争の犠牲者で、秘密警察の手先のような役どころ。上官に愛人のように扱われ、言うことを聞かないで暴力を振るわれるシーンは、白城あやかさん演じるベロニカが妖艶すぎて、直視できないくらい色っぽいシーンだった。美しいタカラジェンヌさんはたくさんいらっしゃるが、白城あやかさんのような美しすぎて、しかも嫌味のない妖艶さを持ち合わせている方は、他に類を見ないと思う。私の中で思い浮かぶのは、同じく星組の夢咲ねねさんかな。
「武蔵野の露と消ゆとも」の和宮親子内親王
1997年の宝塚バウホール公演「「武蔵野の露と消ゆとも」では、和宮親子内親王を演じられていたが、皇族という高貴な雰囲気がピッタリで、少し気が強い感じの台詞回しも全然嫌味がなく、政略結婚で徳川家茂のところに輿入れしていく心情が細やかに演じられていてとても素晴らしかった。白城あやかさんの儚げな美しさがまた涙をさそった。
ショーでも見せてくれる
白城あやかさんはスタイルも抜群。ダンスもキレッキレで、ダンスがお得意の麻路さきさんとのデュエットダンスは見ごたえ抜群。星組は代々ダンスが素晴らしいのだが、トップの麻路さきさんと2番手の稔幸さんと3人で白城あやかさんもタキシードで踊るシーンは絶品だった。
結婚され、出産されてもお美しいままの白城あやかさん
どんなに美しく、スタイルが良くても年齢には逆らうことはできない。大抵の人は体に張りがなくなり、体の線も崩れてくる。顔も皺がでてくる。これは仕方のないことである。しかし、白城あやかさんは今現在も相変わらずお美しい。スタイルも維持されていて、とても4人のお子様をお持ちとは思えない。前の投稿でも発言したが、タカラジェンヌさんの少数派には妖精さんが含まれているのかもしれない。